モーニングページの効果が感じられないあなたへ

「モーニングページを試してみたけれど、思ったような効果が感じられない…」そんなあなたのために、モーニングページの活用法を紹介します。

一緒に日々の生活に役立つヒントを手に入れることができる「モーニングページ」活用しましょう。

目次

そもそも「モーニングページ」ってなに?

モーニングページとは、ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』で紹介されている自己理解と自己表現を深める方法の一つ。
毎朝3ページ、心に浮かんでくるものをそのまま書きとめるルーティンのことを指します。

著:ジュリア・キャメロン, 翻訳:菅 靖彦
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モーニングページの原理

モーニングページは、起床直後の頭の中にある雑念を紙に書き出すことで、心と頭をスッキリさせるためのツールです。この原理は、心の中に溜まった考えや感情を「排出」することで、新たな視点やアイデアの「空間」を作るというものです。

なぜモーニングページは効果的なのか

モーニングページの効果性は、書くこと自体が持つ独特の力によるものです。

具体的には、自分の思考を言葉にすることで、それが現実のものとして認識され、理解しやすくなるからです。
さらに、朝一番に書くことで一日の始まりを自分自身で定義し、心地よい一日をスタートすることができます。

モーニングページの効果
  • 感情の切り替えが楽になる
  • 情報と思考の整理がしやすい
  • 価値観や考え方の記録

感情の切り替えが楽になる

モーニングページの効用というのは、具体的には「感情の切り替えが楽になる」ことです。
私たちが抱える思考や感情、未解決の問題を自由に書き出すことで、内面の混乱を整理し、心の安定を得ることが可能となるからです。

それでは、どうすればこのプロセスを最大限に活用できるでしょうか?
起きたての頭で、恋人への深い愛情から、あるいは気に食わない人への怒りに至るまで、どんな感情も隠さずに書き出してみましょう。

これが、心の中の混乱を晴らす第一歩です。

そして、感情の嵐が収まった後には、心は一段と冷静になり、建設的な思考へと自然とシフトします。
それはまるで雨上がりの空のように、すっきりとした感覚を与えてくれます。

この新たな視点から、次にやりたいことや目指すべき目標について書き留めてみましょう。
すると、思いもよらない新しいアイデアが湧き上がってきたり、物事を新たな視点から見つめることができたりします。

情報と思考の整理がしやすい

頭の中には情報や思考が散らかっています。
それらを整理しないまま放置してしまうと、頭の中が混沌とし、思考がまとまらないこともあります。

ここで役立つのが「書く」という行為です。
書くことによって、情報や思考を一つ一つ手に取り、それらを系統立てて整理し、関連付けることができます。
これにより、情報や思考が頭の中で定着し、自分の考えが明確になるのです。

これを続けることで、自分の考えをしっかりと伝えることができ、人々から「自信のある人」と見なされるようになるでしょう。
なぜなら、毎日の書く習慣はまるでプレゼンの練習をしているかのような効果をもたらすからです。

また、書くことによって、自分が何をしたいのか、何が自分にとって大切なのかということが明確になります

あなたも、是非、自分が何をしたいのかを明確にし、それを実行に移すきっかけを作ってみてはいかがでしょうか?

価値観や考え方の記録

モーニングページの魅力的な要素は、あなたの体験や記憶だけでなく、あなたの価値観や感性まで書き留めることができる点です。

私たちが経験した出来事は、記憶として思い出すことができますが、その時々で変化する価値観や感情の繊細な変化は、時が経つと忘れてしまいがちです。

「何故、その時こんなに怒っていたのだろう?」 「そんな考え方、今思うと少し独善的じゃないか?」

などと、今の自分から過去の自分に対して、自己対話を持つことができます。モーニングページは、過去の自分と現在の自分との会話を実現します。

そのような自分自身との対話を読み返すと、新たな気づきや楽しみが待っています。
人それぞれ違うでしょうが、私自身は、数か月前の自分の変化を感じるのが特に興味深いです。

その時点で自分が陥っていた「思考の罠」に気づけたり、それをどのように克服したのかを振り返ることができます。これは、自己理解を深めるのに非常に有用な手段です。

モーニングページの書き方

ただ思いつくまま思考と感情の流れを書き出してください。

基本的にはやりたいことを思い浮かべながら書くといいのですが、テーマは自由です。

モーニングページのルール
  • 毎日、朝起きてから何をするよりも先に書く
  • A4用紙サイズに一日3枚程度書く
  • 手書きで時間をかけて書く
  • 思いつくままに、勢いで書く

ただし自分を否定せず、「どうせ自分には無理」「自分は大したことない」と思わない。

時間と場所の選び方

モーニングページを書く上で最初に考えるべきは、時間と場所です。

一般的には、起床後すぐに、静かで自分だけの時間が確保できる場所で行うのがベストです。
それは、他の誘惑から離れ、自分との対話に集中することができるからです。

書く内容の工夫

モーニングページに書く内容は何でも構いません。自由な発想がモーニングページの肝と言えます。

だからこそ、自己矛盾や理不尽な思考でも、何でも良いのです。心に浮かんだことを素直に書き出すことが大切です。

定期的な振り返りの重要性

そして、モーニングページの効果を最大化するためには、定期的な振り返りが欠かせません。

自分の書いた内容に目を通し、その中に自分の気持ちや考え方が反映されていることに気づくことが、モーニングページの真髄です。

これにより、自分自身の思考パターンや感情の動きをより深く理解することができます。ただし、振り返りは自己批判にならないように、自分を客観的に見るスタンスが必要です。

やったけど効果がない?確認すべき3つのポイント

モーニングページを続けているけど効果がない!と感じる時はありますよね。

私も一時効果がないように感じた時期がありました。その時に確認していた3つのポイントを紹介します。

自分自身と向き合う時間を確保しているか

モーニングページの効果が感じられないとき、まず確認すべきは自分自身と向き合う時間を十分に確保しているかどうかです。

モーニングページは自己理解を深めるための時間です。
だからこそ、自分自身との対話を急がず、ゆっくりと行うことが大切です。
書く時間が足りないと感じたら、少し早起きをしてみるなどして、自分だけの時間を作ると良いでしょう。

自分の感情や考えを正直に書き出しているか

次に確認すべきは、自分の感情や考えを正直に書き出しているかどうかです。

モーニングページは自己対話のツールであり、正直な自己表現が求められます。
自己批判や他人の目を気にせず、心に浮かんだままの思考を素直に書き出すことが重要です。

そこに自己理解の第一歩があるからです。

書いた内容を振り返る時間を設けているか

最後に、書いた内容を振り返る時間を設けているかどうかを確認しましょう。

モーニングページをただ書くだけでなく、定期的に自分の書いた言葉に目を通すことで、自己理解を深めることができます。
自己対話の延長として、自分の言葉を読み返し、そこに現れる自分自身を見つめることが、モーニングページの効果を感じるための重要なステップとなります。

モーニングページのハードルを下げる方法

時間がかかりすぎる

ルールにある、「A4用紙サイズに一日3枚程度書く」というのは、イメージがつかないと思います。

私が継続してやり続けていても、少なくとも2~3時間はかかります。
朝30分早く起きるだけでもつらいのに、そんな時間を確保するなんて現実的じゃない!

この本は定年退職後の『第2の人生を見つけたい人』向けに書かれた続編ですので、時間が余っていることが前提のルールなんです。

なので、1日3分だけ書くといったような、無理なく達成できる目標から始めてみてください。これにより、書くこと自体に慣れ、時間を増やしていくことが可能になります。

朝に書く時間を確保できない

モーニングページのルールにある「毎日、朝起きてから何をするよりも先に書く」というのは、他の人の予定に左右されにくく、時間の確保が比較的簡単だからです。

自分のことを振り返る。
感情を吐き出す時間として、「モーニングページを書く」という予定を入れておくのも方法です。

私は、朝にできない!となったときは寝る前に書いています。

モーニングページの目的は、自分の思考を言語化することにあります。
なので、朝じゃなきゃいけない!とこだわりすぎないこと

何を書けばいいかわからない!

テーマな自由です!なんて言われても、『いやいや、なにを書けばいいかわからないし、困る』って感じてしまいますよね。

自分の感情でもいいし、こんなことしたい!といった計画でも構いません。
例えば、「○○と言われて嬉しかったor悲しかった」でもOKです。

その1行で終わっちゃうからページが埋まらない!
そういったときは、感情に対して、計画に対して『なんで?』と質問を書くのがオススメです。

その質問に対して、わからないなら『わからない』と書いてあげればいいです。

誰かに見られるかもしれない…だから書けない…と思った事ありませんか?
もし誰かに見られたら…と考えるだけでもつらいので、私は鍵付きノートを使用しています。

まとめ

モーニングページは、自己理解と自己表現のための有効なツールです。
しかし、効果を最大限に引き出すためには、書くこと自体に慣れ、自分自身と向き合う時間を確保することが必要になります。

また、定期的な振り返りと自己批判を避ける姿勢が、自己理解を深め、自分自身の成長に繋がるでしょう。
そして自分の思考や感情を否定せず、受け入れることも大切です。

モーニングページはあなたを乗せて前へ進むと同時にあなたに休息の場所を与えてくれます。

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  • 94年生まれ
  • モノが溢れる部屋に疲れ、ミニマリストに
  • 珈琲とチョコレートが好き

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