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HSS型HSPが仕事を続けられない理由はなに?私が感じた実体験を交えて紹介します。

HSS型HSP28年で3回うつ病を経験した私が感じた、HSS型HSPが仕事が続かない理由を実体験を交えてお伝えします。

それを踏まえて、向いている職業(適職)と向かない職業、適職探しの注意点を合わせて紹介。
転職を考えている人、仕事が向いていないと思う人、HSS型HSPってどんな仕事が向いているのか気になる人は必見です。

目次

HSPについてを理解する

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき刺激に対して非常に敏感な気質を持つ人のことです。HSPには、DOESと呼ばれる4つの特徴があります。

HSPには、DOESと呼ばれる4つの特徴
  • Depth of processing(考え方が複雑で深く考える)
  • Overstimulation(刺激に敏感で疲れやすい)
  • Empathy and emotional responsiveness(人の気持ちに共感しやすい)
  • Sensitivity to subtleties(あらゆる感覚が鋭い)

HSPとは、とても敏感な人のことです。音や光、人の気持ちなどにすごく反応してしまうんだよ。
HSPは生まれつきの気質で、病気ではありません。
HSPにもいろんなタイプがあるから、それぞれの特徴を確認してみましょう。

HSP4つの分類

HSP(内向型HSP)

HSPの中で最も典型的で多いタイプで、自分の内面に興味や関心が向きやすいです。

静かで安定した環境を好み、物事をコツコツと自分のペースで継続していける強みがあります。

弱みとしては、人間関係では相手の事情を考えすぎたり、傷つきやすかったりする傾向があります。

(非HSS型)HSE

HSPの中で約3割を占めるタイプで、人との関わりや社会の中での自分の役割に意識が向きやすいです。

人との交流を好み、誰かの役に立ちたいという思いが強いです。
社交的でリーダーシップが取れる強みがあります。

弱みとしては、些細な言動や行動にストレスを感じたり、人との距離感を調整する必要があります。

HSS型HSP(刺激追求型HSP)

HSPの中で最も珍しいタイプで、約6%しかいないと言われています。

変化や刺激を好み、自らその状況に飛び込んでいくことが得意です。
新しいことや知らないことに対する好奇心が強く、チャレンジ精神があります。

弱みとしては、刺激に対しても敏感で疲れやすく、燃え尽きることもあります。
また内向的なので、ひとりの時間を作ることが大切です。

HSS型HSE

HSEの多くは、このタイプに該当すると言われています。

外向的で刺激を求める気質を持ち合わせており、HSPの中で最も活発でエネルギッシュ
物事に積極的に取り組み、周囲に影響を与えることができます。

弱みとしては、ひとりの時間がないとストレスを抱えたり、刺激への依存性が高くなる傾向があります。

引用元: HSPチルカフェ

HSS型HSPとは?

  • HSS型HSPとは?
    • HSSタイプ HSP(ハイセンセーションシーキング・ハイリー・センシティブ・パーソン)は、高い感受性と、新しい経験や刺激に対する強い欲求を併せ持つユニークな人です。
    • HSPの中でも刺激を求める傾向にある人のことを指します。

刺激追求型と呼ばれることもあり、「アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいる」ような矛盾を抱えていると表現されることがあります。

  • HSSタイプ HSPの特徴
    • HSS タイプの HSP は新しいことや面白いことが好きで、いろんなことにチャレンジします。
    • HSPの繊細さも合わせ持っているため、刺激がストレスとなり時にひどく疲れ、傷ついてしまうこともあります。

休みの日はじっとしていられなくて出かけるけど、人の多さにぐったりしてしまう。
人と話すことは好きだけど、話終わった後に、変なこと言ってないかなとか考えこんでしまう

なぜ仕事が長続きしないのか

一つの環境にとどまることが苦手

HSS型HSPの最大の特徴は、好奇心旺盛で刺激を求めることです。

ルーチンワークなど、変化がない仕事は、飽きてしまい長続きしない傾向にあります。

私がSEとして仕事をしている時に、案件の見直しが発生したことがあります。
その案件の見直しで3か月何も作業ができず、当時の私からすればかなりつらい時間でした。

事務やデータ入力など、HSPの人に向いていると言われている仕事でも、刺激を求めるHSS型HSPの人にとってはストレスに感じる可能性があります。

仕事内容だけでなく、常に事務所にいる仕事や、毎日顔を合わせる人が同じ職場も、新しい刺激が欲しくなり物足りなさを感じてしまいます。

同じ職場で長く務める人たちは、夢中になって仕事を続けているか、日々接する人が異なる人たちだと思います。
例えば、同じ職場でも接する人が変わる人事部の面接担当であったり、営業職などおおよその流れが同じでも、対面する人が変われば長続きすることがあります。

長く続いた職場では、私の場合は夢中になって仕事をしていることが多かったです。
客先で対応する人が変わる機会もあったので、どちらとも満たしていたのかもしれません。

熱しやすく冷めやすい?長所でもあり短所でもある

興味を持つと没頭するため、他の人より商品の知識などは深くなる傾向があります。

没頭するとスポンジのように吸収するので、気づいたら周りの人よりも詳しい…なんていうこともあるのがHSS型HSP。

また営業活動など、多くの人と関わりを持つ事を求めるためHSPの人よりも苦にならず、仕事の成績も良いHSS型HSPの方もいると思います。

短所としては、ふとした時に人と関わることにストレスを感じたり、他に興味が移ると、あっという間に転職したり仕事をやめたりしてしまいます

私も28歳の時点で3回ほど転職しており、未経験異業種での転職ばかりです。
面接時には、「なんでこんな職務経歴なのか気になる。」と必ずと言っていいほど聞かれます。

HSS型HSPは、自分がこうしたい!と思ったらすぐ行動する傾向があるので、家族や友人・仕事の同僚から理解されない辛さを感じることがあります。

そしてHSPの特性も同時に持っているので、新しい職場に慣れるまでがストレスになりがち
なので、しっかりと職場環境のリサーチを行ってからの転職がオススメです。

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職場での人間関係休息のコントロールができない

また仕事が続かない理由として、1人になる時間がなく、休まらない事があります。

HSS型HSPの方は社交的に見えるので頼られやすく、多くの頼みごとやプライベートの誘いを受ける傾向にあります。

HSP気質も持ち合わせている為、上手く断れず、結果的に無理をすることになり、仕事が続かなくなってしまいます。

そして、休息をコントロールできないことや、断れないこと。うまく結果を出せない…。といった
大量の自己反省会が始まり余計を体調を崩すことも多いです。

職場環境のストレスの積み重ねでやめてしまう

人との距離が近い職場も、仕事が続かない原因になります。

HSS型に限らずHSPの人にも当てはまりますが、音や匂い、人の視線や感情にも敏感です。

人から「気にし過ぎ」と言われても、辛いものは辛い

周囲に焦っている人がいれば、自分も焦るようになったりと、他人の感情にも影響をうけやすいです。
職場のスペースが狭かったりすると、キーボードを打つや、他の人の体臭話し声なども気になってしまいます。

私が会社員としてSEで仕事をしていた時、周りの人のキーボード音で気になることもありました。
集中力を高めるために、ノイズキャンセリングを使用してもいいかと確認し、使わせてもらっていました。
許可が下りない場合もありますが、ダメ元で確認したら許可が下りることもあるので確認しましょう。

HSS型HSPに適職といわれる仕事

そんな風に仕事が長続きしないと言われるHSS型HSPにも適職があるのでしょうか?

全くないように思われるHSS型HSPでも色々な現場で活躍しています。

HSS型HSPが活躍している仕事例
  • 人の心や体のケアに関わる仕事
  • 動物や植物に関わる仕事
  • 在宅ででき独創的な仕事
  • 黙々とできる仕事
  • 変化があって刺激的な仕事

黙々とできる・刺激がある仕事対照的に思われる職業もありますよね。

HSS型HSPにとっていい環境が整っているものが多いです。

良い環境の例

  • ある程度の裁量権がある
  • パーソナルスペースがあり、社員の距離感が近すぎない
  • 休日や退社後の社員行事がない
  • 評価制度が明確で、成果をしっかり評価してくれる

成果をシッカリ評価もらえる環境でも、明確化されてないとモヤモヤしてしまう要因になるので注意

人の心や体のケアに関わる仕事7選

積極的に人とのかかわりを持つHSS型HSPには、人と関わる時間を持つ仕事を持つのもオススメ。
プライベートの時間を一人だけの時間にするといったバランスをとることもできます。

仕事資格の有無
カウンセラー
○○セラピスト必須
介護士未経験可※
エステティシャン
整体師未経験可※
ヨガインストラクター不要※
ジムトレーナー未経験可
※は資格取得推奨

医師・看護師・臨床心理士も対象になりますが、大学への進学が必要なモノは除外しました。

大学や指定する学校に通う必要があるもの
  • 医師
  • 看護師
  • 臨床心理士
  • マッサージ師

マッサージ師になるためには「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格を取得するために国が認めた学校を3年以上通わないといけないので除外しました。

資格無しでカウンセリングを行っても、「心理カウンセラー」と名乗っても法律的な問題は一切ありません。
話し相手サービスであれば資格は問われないですが、資格があるほうが顧客からの信頼を得られます。

\簡単に資格をとることができます/

/資格取得に1年かかる資格もあります\

動物や植物に関わる仕事7選

動物や植物に関わる仕事例資格の有無
トリマー必須※
ドッグトレーナー必須
ペットシッター未経験可※
農業不要
林業未経験可※
花屋・フラワーコーディネーター未経験可※
造園師未経験可※
※は資格取得推奨

獣医、動物園飼育員も医師と同様、資格難易度があるので除外しました。

アルバイトで経験を積む前提での採用が比較的に多くあります。
トリマーも資格は必須ではありませんが、資格を持っていないと採用されないことがほとんどです。

大学や指定する学校に通う必要があるもの
  • 獣医
  • 動物園飼育員
  • 植物園職員

造園師は資格が不要で応募されているものは多いのですが、その代わりに30代前半までと制限されていることも多くあります。そして運転免許は必須になっています。

在宅ででき独創的な仕事15選

在宅ででき独創的な仕事資格の有無
プログラマー・エンジニア未経験可※
webデザイナー未経験可※
webマーケター不要
サーバーネットワークエンジニア未経験可※
グラフィックデザイナー未経験可※
動画映像クリエイター不要
CGデザイナー不要
脚本小説家不要
絵本作家不要
画家不要
漫画家不要
ゲームクリエイター不要
カメラマン不要
ハンドメイド作家不要
コピーライター不要
※は資格取得推奨

ほとんどの職業が資格が不要です。
ただし、ポートフォリオ(作品)の一覧が必要な物が多いので、少しずつでも作品を作ることを意識しましょう。

ポートフォリオが必要な例
  • webデザイナー
  • グラフィックデザイナー
  • 動画映像クリエイター
  • CGデザイナー
  • ゲームクリエイター
  • カメラマン

もちろん必須ではありませんが、応募するための項目として求められる場合があります。

脚本小説家や絵本作家は賞に選ばれたり、出版社に売り込みが必要になるのでハードルが高い

黙々とできる仕事6選

黙々とできる仕事例資格の有無
家事代行未経験可※
倉庫作業未経験可※
新聞配達不要
警備員不要
図書館司書必須
タクシードライバー必須
※は資格取得推奨

タクシードライバーは、家庭で使用する一般的な乗用車を運転する「普通自動車第一種運転免許」とは別に「普通自動車第二種運転免許」が必要になります。

変化があって刺激的な仕事3選

変化があって刺激的な仕事資格の有無
営業不要
ツアーコンダクター(添乗員)必須
企画開発職未経験可※不要
※は資格取得推奨

このようにHSPの気質である共感力の高さや、HSS型の気質である好奇心旺盛さが活かせる仕事が一般的には向いていると言われています。

ツアーコンダクターになる必須資格となる、国家資格の「旅程管理主任者資格」はユーキャンで取得することができます。

\国内限定の「国内旅行業務取扱管理者」なら4カ月で取得できます/

/国内・海外両方の旅行を扱える「総合旅行業務取扱管理者」には8カ月かかります\

HSS型HSPに向かない仕事10選

これまではHSS型HSPに向いている職業を紹介しました。

では逆に向いていない職業はどのような職業があるのか見ていきましょう。

ルーティンワークで刺激の少ない仕事7選

ルーティンワークで刺激の少ない仕事
事務職
ライン作業
銀行業
宿泊業
オペレーション業務
窓口業務
経理

ルーティンワークが多く、変化がない仕事は、飽きてしまい長続きしない傾向から考えても不向きな可能性があります。

また良い環境例から考えると、ある程度の裁量権がある場所が少ない職業に該当します。

上下関係や古い慣習の仕事3選

上下関係や古い慣習の仕事例
建設業
警察・自衛隊
保険証券会社

こちらも良い環境例から考えると、ある程度の裁量権がある場所が少ない、パーソナルスペースがない休日や退社後の社員行事がある職業いずれかに該当します。

適職探しの注意点

ではHSS型HSPの人は、上記にあるような向かない仕事を避け、向いている仕事に就けば問題ないのでしょうか。

なぜなら、一人ひとりの個性はHSS型HSPという言葉だけで一括りにできないからです。

HSS型HSPの人の中には、コミュニケーションを取るのが好きで人を巻き込んで仕事をするのが得意な人もいれば、黙々と仕事をするのが得意な方もいます。

決してHSS型HSPという一括りで「適職」を探すことはできないということです。

ではどうすればいいかというと、まずは自分を知ることです。

自分は何が得意で何が苦手なのかをしっかりと把握した上で自分にあった仕事を探すことが大切になります。

そして、仕事は見つけて終わりではありません。
せっかく自分の適職を見つけたからといって、全てが上手くいく訳ではありません。

なので最後にHSS型HSPが、仕事をしていく上との付き合い方についてをお話したいと思います。

仕事とプライベートのバランス(ワークライフバランス)

自分にあった仕事ができるなら、次はプライベートとのバランスです。

HSS型HSPの方は社交的であるがゆえに、多くのお願い事をされたり、休日の誘いを受けることが多くあると思います。

HSPですので、誘いやお願いを断るのが難しい方も多いと思います。

なので、周りに元気で社交的と思われても、自分の中で
「人よりも疲れやすい」ということは忘れないでください。

HSS型HSPの特性を意識しつつ、自分の体調や状況を考えながら過ごすことを心がけましょう。

ワークライフバランスの例
  • 刺激の多い仕事(営業など)なら、できるだけ休みの日は家でゆっくりする。
  • 刺激の少ない仕事(経理など)なら、休日は家族や友人または1人で出かける。
  • 連休なら、活動日と休息日で分ける。

刺激と休憩のバランスは人によって変わるので、自分にあったバランスを探して心地良い日々を過ごしましょう。

自分を知る

HSS型HSPに限らず、一人ひとりの個性を知るには、自分を知るということが一番重要です。

自分が得意なこと苦手なことをしっかり把握し、可能な限り得意なことに関わるようにしてください。

仕事をする以上、苦手な場面も出るかと思いますが、自分の苦手なことを知っていれば、前もって対策を練り、対応できます。

全て知ることは難しいですが、「これ苦手かも」と感じた場面を1つずつ確実に対策していきましょう。

得意分野や、苦手なものだけでなく、自分の限界や自分のリラックス方法などを把握することも含まれます。

自分自身にも寄り添い、労り、褒めたたえてあげてください。

まとめ

ここまでHSS型HSPは仕事が続きにくい理由と適職とされる仕事、相性があまり良くない職業を紹介しました。

HSPや繊細さんという言葉で知られるようになり、スッキリした人もいると思います。

逆にHSPだからどうしようと、悩む人もいると思います。

あくまでHSPという言葉は、私たちの性格の一面でしかなく、あなたはあなたであり私とはまた違う個性があります。
だから「HSPだから◯◯しなければいけない。」と言ったこともありません。

なので一人ひとりが、自分の性格や得意不得意を知ることで自分にとっての心地良い生活をを手に入れましょう。

  • 94年生まれ
  • モノが溢れる部屋に疲れ、ミニマリストに
  • 珈琲とチョコレートが好き

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